勢いのままタイトルを打ってみたらなろう小説のタイトルみたいになった。
何を隠そう、先日HHKBの30周年記念モデルを買った。まごうことなき衝動買い。朝の布団の中で仕事行きたくないなと思いながらスマホを見たら飛び込んできたニュース。値段はHHKBなので当然高い。しかし寝ぼけた頭でそのままポチっていた。多分そのときのIQは3くらいだったと思う。
しかし数日後に届いたHHKBはIQ3の衝動買いを正当化するに十分な製品だった。
HHKBとの思い出を振り返ると、HHKBを触りだしてからはや10年。HybridType-Sに限れば5年半の付き合いになる。
そこからHHKB HybridやHHKB Studio、自作キーボードなんかに手を出したりと紆余曲折を経たキーボードライフだが、結局いつものHHKB HybridType-Sに戻ってきた5年半だった。
HHKBの素晴らしさは今更語るまでもないが、紆余曲折を経ている最中で思っていたことがある。
”HHKBのキー荷重は少し重い”
実際、特段重いわけでもない。45gだと平均的なキー荷重だ。しかし自分のコンディションによっては重たいと感じることがあった。雨の日だったり、なんだか気分が乗らない日だったり、少し体調の悪い日だったり。そのたびに物置きからかつて使っていたリアフォの30gを取り出してみたり、リアフォのRC1なんてのに興味を抱いたりしていた。でも結局持ち運びや機能性の総合点はHHKB HybridType-Sが高い次元でまとまっていて、結局ここに戻ってくるんだよなーと安心感のある存在になっていた。
そこに30周年記念モデルである。
荷重30gはピーキーだ。リアフォでそれを実感している。キー荷重は必ずしも軽ければいいというものではない。打鍵速度も速くなりそうなものだが、自分の場合はミスタイプが増える傾向だった。HHKBとリアフォで微妙に配列が異なるということもあった。結局軽荷重を目的にリアフォを触ってもイマイチしっくりこなかったのだ。
しかし今回はHHKBのキー配列で30g。となると変更はキー荷重だけ。そうなると純粋にキー荷重だけを試せることになる。そうなると俄然試したくなってくるのが性だ。HHKBHybridシリーズとしては3台目となるが購入したのだ(後付けの理由)
さて届いたHHKBを見てみるとCtrlキーが30周年仕様で赤く塗られている。色は赤が栄えると思ってアイボリーにした。最近は結構オーソドックスなデザインが好みだったりする。そこにアクセントが効いていていい感じだ。

キーマップを既存のHHKBにさっと合わせて打鍵をしてみる。
軽い、とっても軽い。
本当にびっくりするくらい軽い。すぐに底つき感を感じる。ちょっと冒険をしすぎたかもしれないと思ってしまった。しかし適当にタイピングソフトでしばらく打鍵をしていると徐々に慣れてきて、指の余分な力が抜けてきたのかさらさらと打鍵ができるようになった。
例えるならこれまでの打鍵は1キーごとにしっかりと打鍵をしていたのが流れるように打鍵をするようなイメージ。力はかからないしリラックスした状態で打鍵ができるようになった。同じ静電容量無接点方式であるリアフォの30gともまた違った感じ。
そして打鍵をしていてすぐに気が付いたのだが、吸振マットレスを頼むのを忘れていた。これがあるのとないのとでは結構打鍵感が変わる。吸振マットがないと少したわむような、響くような感触がして自分は吸振マットレスがあった方が好み。早速追加で注文してすぐに取り付けた。
さて、吸振マットでいよいよ完全に荷重だけの比較になった。数日は軽すぎる打鍵感に慣れない瞬間もあったが何より疲労感が違う。めちゃめちゃキーボードをたたきまくる仕事ではないので積み上がっていく疲労の軽減というよりは最初の一文字に対するハードルが少し下がったような感覚だ。指の反発が少なくて打鍵することに意識を取られる割合が減って、打鍵の感触で使っていた認知資源がほんの少しだけ軽くなった感じ。その分HHKBを使っている!感は少なくなった。
吸振マット(https://amzn.to/4eU4sx4)
1か月程度使ったまとめ
軽い。なにより軽いことがうれしい。荷重バリエーションがあればなーとぼんやりと思っていたのがついに現実となり、飛びついた結果は正解だった(7月11日現在PFUダイレクトを見たがカラーによっては売り切れていた)
キーボードに凝りだしてからはや5年。過去を振り返ると大体年に1回程度キーボードで少し悩んで色々買ったり試したりしている計算になるのだが、そのたびにHHKBHybridType-S(45g)の原点に戻ってきていた。しかし今回ついにHHKBHybridType-S(45g)を凌駕して30gが日常に定着しつつある。荷重が変わっただけだが1か月違うキーボードを使用しているのはここ5年で初めて。元々荷重のバリエーションがあればなー、と思っていたところに今回の30g発売は渡りに船だったし、実をいうと直前にリアルフォースRC1を検討していたのだが、配列がHHKBと違うことでどうせHHKBに戻ってくるんじゃないかと悩んでいたのだ。RC1はまた素晴らしいキーボードに違いないだろうが、今回のHHKBHybridType-S(30g)は既存のHHKBの延長線で考えることができてメリットを想像しやすかったのも大きい。それでいて期待以上の役割を果たしてくれているのがとてもうれしい。
これが2か月、3か月と続いていくとどうだろうか。そのあたりは年末にでも振り返れるといいなと思う。