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ねむがじぇ

HHKB日本語配列に無刻印が出たので取り付けてみた

5月19日、HHKBは日本語配列に対応した無刻印キートップを発表した。
これまでHHKBの無刻印モデルを使用するには英語配列を選ぶ必要があった。日本語配列を使用しながらながらく無刻印に憧れを抱いていた方には朗報だろう。

今回は(だいぶ遅くなってしまったが)入手したHHKBの無刻印キートップを装着したので喜びとともにレビューをしたいと思う。

動画レビューもあるのでこちらもぜひ

無刻印はやっぱりかっこよかった

発表当日に即購入。翌日に無刻印キートップは届いた。PFUの仕事が早すぎてテンションを落ち着かせる暇もなく憧れの無刻印キートップは入手できた。

早速取り付けてみる。キートップは列によって高さが異なるので組み付ける際に注意が必要だ。印字があればそれを頼りに組めるが無刻印だとそうはいかない。今後キートップを替える際に気をつけたいところだ。

動画を撮影しながら15分くらいで交換完了し無刻印化完了。組み付けてる途中から思っていたが、印字がなくなるとだいぶ印象が変わる。墨モデルは色味が近い印字なので暗い場所では読めなかったりするのだが無刻印だからどんな条件でも一色。微妙な差なのだけれど美しい。

無刻印は「ブラインドタッチ必須」という矛盾を抱えている

無刻印は印字がないからキーボードを見ないでタイピングすることが必要になる。そうするとせっかく無刻印でかっこよくしてもあまり実感できる瞬間が少ない、という矛盾がある。
キーボードをかばんから取り出すときや離席してから戻るときに目に留まるのと、ふとタイピングをやめて目線を落としたときに見える。全体の満足度自体ははめちゃ高いのだが思ったより実感する瞬間は少ないかも。

HHKB未経験だと印字ありをおすすめしたい

雪キートップで無刻印したしたので正確には無刻印化は初めてではないけど、今回は本体とキートップを同じ色にできたので大満足。

満足感を得た一方で、かなり人を選ぶアイテムであることは間違いないと思った。

HHKBの時点でそれなりに狭き門であるのにさらに敷居を高くしているのがこの無刻印。変態キーボードと言われるゆえんの一つである。初めてHHKBを買う人には元々の配列に慣れることも必要なので、しばらく刻印有りでHHKBに慣れるところから始めた方が無難だと思う。
ミニマルデザインだしかっこいいし、どうせ高い買い物だから買ってしまえという気持ちはすごくわかる。自分もHHKBを初購入したときはせっかく高いキーボード買うんだし無刻印とかいっちゃおうかなーとウキウキしていたが、いきなり無刻印にしていたら挫折していたと思う。

一般的な人類に対してHHKB無刻印は劇薬といってもいい。

一例にすぎないが自分の場合、1年使用してから雪キートップによる無刻印化を実行して挫折した。配列にも慣れてブラインドタッチもできるようになったしいけるはず、とチャレンジしたが数字キーや記号キーの誤タッチが増えてしまい、白黒パンダカラーが目を引くこともあって封印したのだ。仕事のタイピングとしても使えなくはないけど、効率が落ちたのが如実にわかってしまうのは何とも言えないもどかしさがあった。
そしてHHKBデビューから1年半経った今、すんなりと無刻印が使えている。効率が落ちている感じもしない。おそらく”壁”を超えたのだろう。全く自覚ないけど。

結局のところ個人差によるところが大きいと思うが、いきなり最難関に挑んでHHKBを使わなくなってしまうくらいならステップアップしたほうがいいんじゃないかというのが自分の感想。

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