今回通信会社をmineoからpovo2.0に乗り換えたので、備忘録として残しておきたいと思う。
こんなタイトルだが当面はpovo2.0で運用していくつもり。その理由は以下で説明するのでぜひ読んでほしい。
目次
mineoに乗り換えて1年半。大きな不満はなかったが・・・
乗り換えておいていうのもなんだけど、mineoはとてもいい選択肢だった。
元々通信費を下げたくてau→mineoに変更したのだけれど、通信費は相当安くなった。家計簿によると6000円くらいが2000円少しまで安くなっている。
そして10GBのデータ容量で2000円前後の価格、通信速度は申し分なし。昼の時間帯に速度が遅い傾向はあったけど事前にコンテンツをダウンロードしたりすることで対応可能だった。自分はKindleでダウンロードした本を読んだりしていた。
月4000円浮くなら昼に遅くても我慢ができた
それでも乗り換えに至ったのは理由があるからで、それもここに記しておこうと思う。
mineoに不満がなくてもpovo2.0へ乗り換えに至った理由
乗り換えに至った理由は大きく3つ
ポイント
・昼の通信速度が遅い
・低価格プランの選択肢が増えて、mineoの優位性が相対的に失われた
・povo2.0はデータトッピング方式で柔軟な対応ができそう
通信速度はコスパのために割り切っていたけど、環境も変わってきたし見直してもいいんじゃないかと思った
それぞれ詳細をみていこう。
昼の通信速度が遅い
格安SIMの宿命で、昼など混雑時間帯は通信速度が遅くなる。
元々朝の時間帯も遅かったけど、すぐに改善して動画視聴ができるレベルになったので遅いのは昼だけ。
ちなみに昼はTwitterも使えないレベルだった。冒頭で述べたようにダウンロードしたコンテンツを使う分には問題ないけど、ニュースやSNSを使うには使い勝手が悪かった。コストメリットを享受するために割り切っていたものの、大きなデメリットに感じていた。
低価格プランの選択肢が増えて、mineoの優位性が相対的に失われた
1年半前にauからmineoに乗り換えたときは格安SIMが圧倒的に安く、代わりに混雑時の通信速度低下などのデメリットがあることが特徴だった。
しかし現在では各キャリアが格安SIMに肉薄するコストで通信プランを提供していて、通信速度がキャリア同等であるならば、格安SIMはその優位性が失われる形となっている状況だ。
povo2.0はデータトッピング方式で柔軟な対応ができそう
これは個別でpovo2.0の魅力。データトッピングで細かい対応ができそうなのが魅力的だと思った。
例えば移動が多い日はデータ使い放題に加入してしのぐとか、人によってデータ使用量は様々な事情で増減する。それに対して対応できるのがpovo2.0。もちろん、管理がうまくいかなかったときは思っていたより割高になってしまうリスクもあるけれど、選択の結果であれば納得感は高い。
コスパ検証〜具体的に自分の場合どうだったか〜
前提条件として、データ使用量と契約の状況はこんな感じ。
データ使用量 月6~7GB
現在の契約 mineo 10GB
そして、現在と同じ通信量以上を満足するパターンを作って表にしてみた。
月のデータ使用量6~7GBというのが実に厄介な数字だ。既存のプランでちょうどいい塩梅に収めるのは難しい。今回、povo2.0ではデータトッピングで多様なパターンを取ることができるが、自分のケースではきっちりデータ容量を現在ベースで合わせるパターンと大容量で月あたり費用を抑えるパターンを想定した。
表でみるとmineoのコスト面での強さとpovoの大容量のコストパフォーマンスの良さが明らかになる。
この中だと有力なのはmineo10GBプランとpovo2.0の180日間150GBのプラン。
povo2.0のプランは月当たり容量は圧倒的ながら、費用は2163円と組み合わせるよりも費用面でお得になる。
一方でmineoのメリットとしてあげられるのは低コスト&データシェアができるということ。そしてコストは唯一の2000円切りだ。
そしてmineoユーザー同士であればパケットをゆずりあうことができる。2人で加入している場合は片方をより少ないデータ容量で契約しておいて足りなくなってきたら融通することができる。データ容量が足りていたときは繰り越しもできるのでデータを無駄にせずに済む。
今回、既存のmineoプランから205円を追加することで昼の快適性をゲットしよう!ということでpovo2.0の案を選択することにした。
1週間使ってみて
1週間程度使用した感想として、大きな変化はなかった。
期待していた昼の通信状態は、可もなく不可もなくといったところ。繋がらないこともないけど、そもそもビル内の電波状況が悪いことに契約後気づいてしまった。おそらく休憩時間で回線パンクするのでどうしようもありません、といった状態。多少繋がるようになったけどストレスフリーには程遠い。乗り換えた意義を感じるほどのメリットではなかった。
データ購入については、povo2.0は専用アプリがあってそこからデータチャージを行なったり追加のサービスを購入したりする。povo2.0を契約するときに登録した支払い情報で購入されるため、良くも悪くもとても手軽に購入できてしまう。手始めに3GBを購入してみたがデータ使用量はある程度反映されていて残り容量が少なくなってきたタイミングは把握しやすい。使い勝手がわかってきたタイミングで90日以上プランの大容量低単価プランでコスパ重視の運用をしていこうと思う。
結論:povo2.0は乗り換えるほどではなかった。でもいつか柔軟性が活かせるタイミングが来れば輝くはず
自分の環境のせいとはいえ、正直劇的に通信状況が改善したわけでもなく、通信費が205円上昇して家族間でのデータ融通もできなくなったので正直かなり微妙。
ただ、ここしばらくはコロナ禍でデータ通信量が減っていたが10GBで足りないときがあったのも事実。povo2.0が今後の生活様式の変化に追従しやすいプランであることは間違いないので、そのときに乗り換えてよかったなーと思えればいいな、といったところ。車で長距離移動するときにYouTubeやアマプラを延々と流すので、1日データ使い放題のトッピングがあるのはだいぶ嬉しい。
あとは3大キャリアとして5G対応などによりタイムリーに対応してくれるはず(これは期待、願望の類)。一応今年くらいには5G使用エリア拡大で恩恵を受けれる可能性が高いので、それも楽しみ。
まとめると、乗り換えて1週間の結論としては乗り換える意味はあまりなかった。mineoも回線速度などで努力をしていたということだろう。そして費用を抑えるのであれば現在も格安SIMは魅力的な選択肢だ。昼の通信速度さえ我慢できれば、という条件はつくが試しに乗り換えてみるのもありだと思う。またしばらく使ってみて追加する情報があればレビューをしていきたいと思う。