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ねむがじぇ

ベストバイとかどうでもいいからHHKBを買おうぜ!ーHHKB HYBRIDを購入した

今冬HHKB2台目となるProfessionalHYBRID白を購入。購入に至った経緯と簡単なレビューをここに記したいと思う。

2022年のベストバイとか出したいなーと思っていたが一般消費者なのでそこまでたくさん買い物をしていない。そうこうしているうちに年末を迎え、年は明けていき、巷ではベストバイ記事がたくさん出ている。特に差別化もできなさそうなのでひとまずHHKBだけでも記事を書いておこうという所存。

薄々気づいていた事実ー持ち歩くのは面倒

HHKB HYBRID Type-Sを購入して2年。どこにもHHKBを持ち歩いていた。クオリティが素晴らしいプロダクトで、かつHHKBのコンセプトであるカウボーイにとっての馬の鞍という考え方がとても自分は好きで、どこでも同じ環境で使用できるということを満喫していた。職場にも、カフェにも、どこへ行くにもどのカバンにもHHKBは入れていた。キートップを変えて遊んだし、吸振マットを取り付けたり、畳のパームレストを買ってみたりと購入したときのテンションを維持して楽しく愉快に2年経ち、そして持ち歩くことが面倒だという事実にふと気づいてしまった。

薄々気づいていた。今どきのノートPCはもっと薄型だしかさばらない。
厚みだけで言えばHHKBは弁当箱より厚い

厚い(厚い)

元々HHKBは高級キーボード内では軽量コンパクトというのがウリで、持ち運びは十分可能なのだがいつ頃からか持ち運ぶのがちょっと面倒になった。具体的には会社で使用してから家に持ち帰って家のPCに接続するのが億劫なのだ。HYBRID Type-Sは無線接続を複数切り替えられるので接続切り替えを行うだけなのだが、鞄から取り出すのも億劫だし同じキーボードで仕事気分が抜けないのもいまいちだった。

HHKBを買った当時は複数台キーボードを使っていてキーボードを1台にしてミニマル生活!と思っていたが不便さが目立つようになってきたので対策を打つには自宅用にキーボードをもう1台用意するしかない。そこでHHKBの2台目である。

HHKBを自宅用に1台追加することで自宅でスムーズに作業に移ることができるしHHKB所有欲も満たすことができる素晴らしい計画だ。

物欲優先が否めないがそんなこんなでHHKBを購入。今回はHYBRIDモデルをいつものPFUダイレクトで購入。Type-Sではない通常モデルだ。

HHKB HYBRIDを選んだ理由

  1. 取り回しや機動力を考えて無線モデルが欲しい
  2. Type-S以外のモデルを試してみたかった
  3. 白がクラシカルでかっこよさそう

届いたので早速セットアップしてみる。

クラシックな見た目だけど古臭いわけではなく、全体的に上質さを感じる。雪モデルのように全て同じ色ではなく両端がグレー。下部はスペースキーだけが白色になっていてアクセントにもなっている。
そしてかな表示が存在しないのですっきりとしていてデザインに洗練された印象を与えている。

今回HYBRIDにした理由は無線であることの他にもうひとつあって、それはキーマップ変更ツールが使えること。

HHKBはキーマップ変更することで快適性がより高くなる。自分は矢印キーを左手側で操作できるよう割り当てていて、もはやHHKB以外のキーボードでは快適に打鍵することができなくなってしまった。だからHHKBでもキーマップ変更ができるHYBRID以上を購入するしかない。もはや呪いに近いのではないだろうか。HHKB以外が使えない体になってしまった。

早速打鍵

それはさておき、早速HYBRIDとHYBRID Type-Sを交互に打鍵をしてみると同じキーボードのラインナップとは思えないほどに打鍵の違いを感じることができた。

無印はかしゃかしゃ音が結構する。高周波の音の主張が強めで打鍵をしていてリズム感が出てくるタイプだ。

打鍵をしている感覚としては、Type-Sを基準に考えるとメカニカルキーボードに近い。かしゃかしゃ音は結構気になるが打鍵をしていて楽しいタイプでもある。

交互に打ち比べていると無印は少々うるさく感じることもあるがそれが逆にリズム感を生んでいるような気もする。一方でType-Sは上質な感じがとてもするのだが、ともすればのっぺりとしたリズム感のない打鍵になってしまう。

あらためてHYBRID Type-Sを打鍵してみると打鍵感が大人な感じがするということはもちろん、少し飽きが来ていた墨モデルのよさも再発見できた。喫茶店などのシックな空間にはこの墨色がとてもよく似合うのだ。

両方使ってみたまとめ

比較をすると同じHHKBといえど結構違うキーボードということが理解できた。情報や主観をまとめるとこんな感じ。

HHKB HYBRIDHHKB HYBRIDType-S
価格31900円36850円
打鍵感かしゃかしゃスコスコ
おすすめ度★★★★★★★

打鍵感は好みがわかれるところだが、上質感という意味ではType-Sに軍配があがる。値段差分の価値があるかは微妙なところだが、キーボードに3万円以上出せる人間であればもはや誤差では?と思う。こうして結局もう1台を買ってしまうケースもあるわけだし。

Type-Sは夜中に打鍵をしていると音が邪魔にならない。まどろんだ頭に落ち着いた音が響き、時間が打鍵のリズムに合わせて流れていく。無印の方はとても賑やかな感じでちょっと元気でギークな感じがする。Type-Sが大人のキーボードだとするなら無印はまさにHackingキーボードといえるだろう。

同じ系列のキーボードながらこれまで毛色が違うとなると購入は悩ましいところだ。しかしわざわざ2つのキーボードを買ってまで比較をしたのだから自分なりの結論は出しておきたいところ。

個人的には2年使ってきたHYBRID Type-Sを推したい。HHKBは3万円以上のキーボードなので高級感も感じたいところ。あと打鍵音が静かな状態に慣れているのでカシャカシャ音が気になる時がある。カシャカシャ音は良くも悪くも強烈な個性で、ハマるとHHKB HYBRIDの打鍵とリズム感はクセになりそうだが毎日使うキーボードで違和感を感じるシーンは減らしたいところだ。

ネコトオル

同じHHKBといえど打鍵感は大きく異なる!個人的おすすめはHHKB HYBRID Type-S!

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